ステップアップ助成団体「きつねの学校」さんの事業を見学させていただきました。
公開日:2021年12月14日 最終更新日:2022年11月18日
令和3年度ステップアップ助成団体「きつねの学校」さんの主催した2日間にわたるウォールアートペイント(11月20・21日実施)へ参加しました。 「きつねの学校」さんは羽田地区を中心に、子どもたちへ学習支援を行い、かつアートへ触れる機会を作っている団体で、設立10年を迎えます。 今回のイベントはコロナ禍で疲弊した子どもたちが壁をキャンバスにして絵を描くという屋外活動で、心身共にのびのびできる機会を作るものです。 |
上部はプロの描いた部分 イベントには楽しく参加できる工夫が随所に見られました。 「自由に描いて!」と言われても、何を描けばよいのか思案に暮れることもよくあります。 ここに第一の工夫があります。壁がテーマ別に区分されており、予めプロのイラストレータの方により素敵な絵が描かれています。これなら真似するもよし、自分なりに描いてもよしで、子どもたちは積極的に参加できます。 |
第二の工夫は、ボランティアをお願いする人材です。描いている子どもたちに「ここは何色に塗るのかな?」優しく尋ねたり、子どもたちと一緒に描いているのは地域の蒲田女子高校からボランティアで参加している皆さんです。子どもたちにとって地域の素敵な先輩と触れ合うことは、将来の自分のロールモデルを見つけることになるかもしれません。 楽しい場づくりの工夫はまだまだありました。描いている間、ギター演奏が流れておりイベントのワクワク感を盛り上げます。そのワクワク感のおすそ分けというべき、イベントのライブ配信も行われていました。 絵画造形は何もないところから自分自身で作り上げて行く作業です。自由な発想とそれを実現させるために必要な材料や道具を自分で考えなければなりません。こういった機会を多数経験することで、子どもたちにとって主体的に行動することが自然に身につくのではないかと感じました。 アート活動は誰にでもできるものではないので、きつねの学校さんの今後に期待しています。 |
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