被災時クッキング 出張講座 ママカフェくがはら (2019年9月12日)
公開日:2019年11月20日 最終更新日:2022年11月18日
タイトル |
被災時クッキング 出張講座 ママカフェくがはら (2019年9月12日)
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詳細
 ママカフェ久が原主催のスペシャル企画で”被災時クッキング”講座を行ってきました
会場は、千鳥町にある『ポケットパークこあら村』。赤ちゃんや未就学児を連れた親御さんたちが集う一軒家。
15名の赤ちゃん、幼児を連れたお母さんたちで会場は一杯に。おもちゃで遊ぶ子ども、お母さんに抱かれて寝ている赤ちゃん、ぐずって泣き出す子と賑やかでしたが、子どもたちのパワーを貰って、楽しく講座を行うことができました。
子育ては一日の生活を回すだけでも大変!ミルク、おむつ替え、お風呂、寝かしつけ、夜泣き、大量の洗濯物・・と毎日が格闘の連続!
そんな中で、防災に取り組むのは簡単なことでは無いでしょう。でも、日々の生活の積み重ねが被災時にも役立つことを信じて、備えましょう。
子どもは日々成長していきます。被災しても命が無事ならば、被災生活を安全に乗り切ることが大切です。特に食事をすることで、体力や免疫力を維持するだけでなく、子供の成長を確保しましょう。
普段の生活経験の中に、被災生活を守る知恵があります。暮らしの中に備える習慣を取り入れていくことが、被災生活を乗り切る力になると信じています。
防災は逃げることではありません。挑戦すること、戦うことです!
まち丼は、子育てママを応援しています!
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 家庭の中から災害に備える
防災は避難所に行くことではありません。家が無事ならば、自宅で被災生活をおくりましょう。
子どもを育てるお母さんが、家族のこと家のことを知っています。主婦の目線、お母さんの目線で備えてみましょう。
母乳からミルク、離乳食から固形物へと、子どもの成長に合わせて食材の質も量も変化していきます。
年齢と共に、食材を少し多めに回転備蓄してお置けば、被災時にも子どもに食事を出してあげることが出来ます。
トイレ対策、ごみ処理、明かりの準備についてお話ししました。
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 冷蔵庫の食材から使い切る
ライフラインが止まっても、水、カセットコンロとボンベ、トイレ、明かりの備えがあれば、自宅で生活できます。
冷蔵庫の食材を生ごみにしないよう、使い切りましょう。
冷蔵庫、冷凍庫の食材が無くなっても、常温保存できる根菜類や乾物、缶詰があります。
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 ボンベを量って、使用料を確認
ボンベは内容量が250gです。それに容器の重さが100gなので、計量すると350gあります。
6合分のご飯を炊いて計ってみました。314gなので、36g使いました。
夏と冬で水の温度が違いますが、2合炊くのに20g前後使います。
お米は熱効率が良いので、6合で3倍にならないことが分かりました。 |
 豆腐すいとんの作り方
ビニール袋にお豆腐を水ごと入れて、ほぼ同量の小麦粉を入れて、
モミモミしながら混ぜる。
空気を抜いてビニールの角を切って、絞り出しながら煮立ったサバ汁の中に、団子の大きさにお箸でつまみながら落としていきます。 |
 カセットコンロとボンベの使用注意点
●鍋の大きさに注意!
ボンベに被るような鍋や鉄板を使うと、炎がボンベに回って爆発事故に繋がるので、カセットコンロに合った鍋を使いましょう。
(写真参照)
●ボンベの缶の置き場所に注意!
火を使う台所のコンロの下などは危険です。火の気の無いところに置きましょう。
湿気が多いとボンベ缶のサビの原因になります。流しの下など湿気る場所は避けましょう。
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 お豆腐すいとんのサバ缶汁
<材料>
根菜類(大根 ニンジン ごぼうなど)
乾燥野菜(干しシイタケなど)
ワカメ
サバの水煮缶 お豆腐&小麦粉 味噌
サバの水煮缶だけでダシが出るので、だしの素は使いませんでした。
15人分でお替り出来る量でした。
冬などは温かい汁物を食べることで、身体を暖めるようにしましょう。 |
 鍋でごはんを炊く
この大きさの鍋で6合炊きました。
無洗米でなくても、水が貴重なので、お米を洗わずに炊きました。
最近のお米は精製技術が進歩しているので、水で研がなくてもヌカ臭くなりません。 |
 チーズとカニカマのチヂミ
片栗粉と小麦粉にゴーダチーズ、カニカマをいれて、ドロッとするぐらいの柔らかい生地を作り、フライパンで焼くだけ。
おつまみや軽食替わりになると、
好評でした。
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