第47回生活展 「地震対策 断捨離で備える」まち丼講座 2019年10月6日
公開日:2020年01月24日 最終更新日:2022年11月18日
タイトル |
第47回生活展 「地震対策 断捨離で備える」まち丼講座 2019年10月6日
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詳細
 「断捨離で備える」 まち丼講座
災害が起こるたびに、被災した家から家財が大量に廃棄されることに危機感を感じ、被災する前に不要な物、使われない物を処分しておくことが大事だと気付きました。
そこで今回、『生活展』の講座企画で、やましたひでこ公認断捨離トレーナーの伊藤京子氏を講師にお招きし、「地震対策~断捨離で備える~」の講座を開催しました。
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 講師:断捨離トレーナーの伊藤京子さん
大量生産、大量消費の時代に私たちは暮らしています。
そのため、多くの物に囲まれています。
断捨離とは
・不要なものを取り込まない
・不要なものを手放す
・執着から離れる
家の中で使っているモノは、どれぐらいあるでしょうか?
50%は、あることさえ忘れている
30%は、あることは知っている。便利だが無くても済む
20%は、現在使っている物
なんと、家の中にある物の80%は使われていないのです。
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 住まいと心の整理
本当に大切なものは、”命”
インターネットで物の情報は入ってくる時代。
人の居場所、スペースが大事。
住まいと心の整理をしましょう。
捨てられない
物に張り付いた思い
・高かった
・また使う
・思い出
安くて便利で役に立つものがいっぱいある時代です。
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 家の中は危険がいっぱい
災害が起きたとき、不要な物が多いと怪我や、被災生活の妨げになります。
階段に物を置くことは、普段でも危険です。
自分のエネルギーも有限です
今のエネルギーが大事
ー断捨離してみよう!ー
・まずは一点突破
引き出し一つ、棚一段から
・期限を決める
必ず家の外に出す
・捨てる基準
「今」と「私」を基準に選ぶ
ー 家の中の危険をなくすー
・階段に物を置かない:事故のリスクが高い。
・寝室に高い家具を置かない。
・玄関に物を積み上げない。
脱出路を塞がない
安全な家を作るには、出しっぱなし、置きっぱなしをなくす。
ー価値観を変えるー
今の生活に必要ない物は捨ててもいい |
 まち丼は、”断捨離”と家具転倒防止・ガラス飛散防止対策で備えることを提案しています
物が少なければ、怪我するリスクも減らせます。
でも、物を減らしても、家具が倒れたり、ガラスが割れては怪我の元。
地震に備えるには、断捨離と家具転倒防止&ガラス飛散防止対策を同時に行うことが大事です。
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 集積所に廃棄される家財ゴミの山
集中豪雨による床上浸水で、使えなくなった家財が大量のゴミとして、集積所に出てきました。
広域災害になると、大量の家財ゴミを回収、処分するにも時間がかかります。
復興の妨げになる家財ゴミの元を、出来るだけ減らしておくことが、被災時の負担を減らす一歩になります。 |
 使わない家財は、災害時に邪魔な家財ゴミになります。
今の内に断捨離しておきましょう。 |
 今の自分と、未来は有限
私たちの命は有限です。
巨大地震の前に、住まいの危険リスクを減らしておくことが、大切な命を守る備えに繋がります。
使わない物、いらない物は、災害が起きれば、結局捨てられる家財ゴミです。
被災生活を安全に過ごし、家財ゴミで街中をゴミ集積所にしないために、使わない物は整理し、被災時に必要になる水や食料の備蓄、防災グッズの準備をしておきましょう。
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 「断捨離で備える」講座会場
参加者アンケートの回答
ほぼ全員が
「断捨離を知っている。」と回答
「すぐに断捨離をやりたくなった」「始めようと思う」と回答。
「また、断捨離講座があれば、参加したい」と回答。
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