碁友と南ア・仙丈ケ岳へ
公開日:2020年01月24日 最終更新日:2022年11月18日
タイトル | 碁友と南ア・仙丈ケ岳へ |
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詳細
![]() 151030 石原 修 |
![]() 第一日目(10月3日) |
![]() 甲府駅からバスの終点・広河原まで行くとすっかり山に囲まれた処で、約二時間弱かかった。周りは桂などの黄葉で秋の到来を知ることができた。 |
![]() ここから次の目的地・北沢峠まではバスに乗車してから約30分弱で着くことができた。ここには山小屋が4軒ほどあるだけで、周りはすっかり森林に覆われた場所である。われわれは 藪沢沿いの登山ルートに一番近い大平山荘を予約していた。宿泊した登山客は、約20名程であった。 |
![]() その日は時間にたっぷり余裕があったので、日中は山荘の廻りの山道を散策したり、夕方にはこの写真の中央部に山荘の庭から北アルプスの急峻な鉾先を持ったような槍ヶ岳などが遠望されたので、この素晴らしい夕焼けをバックにした写真を撮ったり、ゆったり暮れ行く至福の時を過ごした。 |
![]() 第2日目 山荘を7時30分頃出発した。 |
![]() 大平山荘から馬の背ヒュッテまで2時間30分、そこから頂上まで1時間30分となっている。宿泊は、頂上から約30分手前の仙丈小屋であり、余裕のある登山であった。朝食も ゆっくり7時過ぎにとり、藪沢へは、山荘の右手から樹林帯に入り、暫くすると平坦な巻道を行く。小沢を横切ると、間もなくジグザグの急登となる。尾根に 出ると、梢をすかせて藪沢大滝が目の前に見える。しばらく尾根筋をたどって、再び巻道になり、藪沢が近づいてくる。 |
![]() 馬の背ヒュッテにて大平山荘で用意して貰った"握り飯"の昼食をとり、"仙丈小屋を目前にして"という写真は未だ午後1時前の写真である。もうこの辺の高さになると森林限界を超えて、高い気は見られない。気温もグーット下がってくる。仙丈小屋の右上方がアタック目標の仙丈ケ岳である。 |
![]() 太陽は出ているが、更に少し登って小川の流れが一部凍結しているのを発見し、気温が 零下であることを改めて認識した。 |
![]() 第3日目 朝の天気は、大きく変化した。風が強く、雲が南から北に流れるように飛んでゆく。ご来光を 見るつもりで早寝早起きをしたが、台風に見舞われたようで、ご来光を見るチャンスは全く期待できなくなっていた。 |
![]() 頂上は、なだらかな登山道の中にあり、登頂は午前七時三五分であった。特に、祠(ほこら)がある わけでなく、"仙丈ケ岳 3,033M"とだけの標識があった。濃霧で、且つ強風の中、更に直進するような形で下山することになった。仙丈ケ岳は、独立峰なので、本当はここから下界を睥睨?してみたかった。視界ゼロの濃霧の中の二人の記念すべき登頂の写真である。この天候では、良い写真が撮れる訳がない。 |
![]() "小仙丈ヶ岳(標高:2,864M)"には、午前一〇時二五分に着きましたので、頂上から約三時間を要したことになります。この頃には、 朝の天気が嘘のように、青空に太陽が顔を出すまで回復していました。視界も広がって景色を楽しむことができました。 |
![]() どんどん下るだけであるが下って行くに従って、写真の様な紅葉が楽しめました。余裕たっぷりという安心感と、疲れもあって下山のスピードが落ち、北沢峠午後一三時三〇分出発 のバスに乗り遅れ、とうとう午後一五時三〇分発の最終バスに乗る羽目となり、遅い帰宅に繋がりました。帰宅は遅くとも征服感に浸って、久し振りに良い熟睡が出来ました。 |