最新の是近さんの水彩画ご紹介
公開日:2020年02月05日 最終更新日:2022年11月18日
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 200124 是近 真一
是近さんの属する"くすのき合唱団"の第7回コンサートが1月29日(水)に終了しましたので、引き続き水彩画をお楽しみください。
先ずは、是近さんが大好きな画家ミレーの名画『種をまく人』を水彩画で模写されました。彼の精緻な筆使いは、そっくりさんだと感じました。これはボストン美術館あるものと山梨県立美術館にあるものと2枚ありますが、殆ど同じ構図でそっくりなのです。どちらも名画です。どちらもミレー描いた本物です。
前者は、空が青みがかっていて暗い感じがしします。輪郭は比較的クッキリしてパンツの青に赤いシャツがキリリとしています。後者は、空が黄みがかっていて、輪郭は少しボンヤリ、種の飛散が見えて楽しそうに感じます。
ここでは間違えるといけないので、どちらのものか説明を避けさせて頂きます。はっきりした処で改めて、ご説明いたします。
また、有名なゴッホも『種をまく人』を1881年に描いていて、ミレーの模写で明るく描かれ、浮世絵風のユーモラスなもので、ゴッホ美術館にあります。
この記事は、絵を是近様から提供頂き、石原が編集に協力しております。会員の皆様も楽しい記事が有りましたならば、嬉しいことを共有したいと思います。どしどし、原稿をお寄せください。お待ちしております。
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 続いて『ジャガイモを植える人』Poteto Plantersは、1861(文久1)年頃のミレーの油絵作品。現在、有名な『晩鐘』と共にフランスのオルセー美術館に所蔵されています。農家の夫婦がジャガイモの植え付け作業をしている様子を描いています。
ミレーは1814年フランスのノルマンディー地方の農家に生まれ、バルビゾンに引っ越し、自ら農業をしつつ、農業画を描いていました。バルビゾン(自然主義)派の多くは風景に人を入れ、人物も風景の一部として描きました。しかし、ミレーは逆で人物を見せ、人物を立体的・効果的に表現するため、順光を避けて逆光とし、背景を余り強く描き込まないのを特徴としました。 |
 ミレーの名画の次は、是近さんの自身が描かれた水彩画です。私も何故これ等の見つけ難い鳥が題材になったかを知りません。ご覧になった皆様がご確認頂ければ、皆様も是近さんと良い遣り取りの場になって宜しかったという事になるので是非、ご本人にお尋ね頂ければと存じます。先ず一番バッターは、番(つがい)の山セミの水彩画です。池の上に張り出した枝に行儀よく左を揃って見ているようです。池の中の魚でも探しているのでしょうか?オスはどちらか?言うまあでもなく、冠を付けている左です。山セミは、大きな冠羽を持った白黒のモダンな鳥です。生息地は、アフガニスタン北東部、ヒマラヤ、インドネシア半島北部、中国、日本九州以北に住む。警戒心が強いので、探すのには根気がいる。寿命は、7~8年です。
さえずりは声こそ大きくないが、鳴き声は特徴的です。さえずりは、オスがメスに求愛する鳴き声。そのため繁殖期しか聞けない。体育館の床とスニーカーが擦れる音に近い。「キュッ キュッ」と細かく、連続的に鳴く。繁殖期は3月~7月頃までで壁に穴を掘って巣穴を作ります。肉食性で魚類、甲殻類、水生昆虫を食べる。空中でホバリングしながら獲物に狙いを定めて狩ることもある。 |
 烏骨鶏はニワトリの品種名です。烏骨という名が示す通り、皮膚、内蔵、骨に至るまで黒色です。羽毛は白と黒が有り、成鳥でもヒヨコ同様に綿毛になっています。足の指が普通のニワトリと同様、前向き3本に加え、後ろ向きの指が普通ニワトリの1本に対して、3(2)本あり、計6(5)本あるのが大きな特徴です。
中国では霊鳥として扱われ、不老不死の食材と呼ばれたことがある。実際栄養学的に優れた組成をもち、美味で鶏肉に比して高価である。卵も同様の理由で人気が有り、産卵数も週に1個位と少ないことから非常に高価である。手入れ次第では、ニワトリとは思えない程非常に綺麗な毛並みとなる。次回ご覧の時は、こんなことを想い出しながら観察するのも面白いですよ。 |