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令和最初の池上の桜と梅めぐり

公開日:2020年02月28日 最終更新日:2022年11月18日

タイトル 令和最初の池上の桜と梅めぐり

詳細

200224    久が原囲碁クラブ 石原 修
 令和初めての桜を見ようと、併せて丁度咲き頃の梅を見に池上へ。昨年も『本門寺と私』や『池上梅園と私』で紹介させて頂きましたが、重複は出来るだけ避けました。今回は、草花や樹木を中心にご紹介しようと思います。先ずは、本門寺で河津桜を見るのが第一の目的でした。これは本門寺の大門を入った右手に桜の大木があるが、この桜の傍らから本堂に向かってシャッターを切った場合、右手に笹部桜が有ります。この桜には、『おおたくの名木選 サクラ(笹部桜)(池上本門寺)昭和30年3月指定』とありました。これは未だ蕾すら目立たない桜で、本日のお目当てはこの手前にある96段の階段中腹やや下にある"河津桜"でした。

 これが本門寺正面の此経難持坂(しきょうなんじざか)と呼ばれる96段の階段です。武将加藤清正が、1600年前後に築造寄進した階段である。16段が6ヵ所あるのではなく、下が15段、上が17段、他は16段となっている。今から40年前位から、20年前位まで、早朝来る日も来る日も日に10回程昇降した、想い出の坂である。これが有ったから、富士山2回、北は日本百名山の第1番目の利尻富士から南は同第百番目、屋久島の宮ヶ浦岳まで多くの百名山を登ることが出来た。

 これは階段の下から1/3位に位置する処、丁度河津桜を横から見た位置になります。未だ、散り残りが見られる状態です。新緑も大分出てきています。満開の時は、この桜にメジロが来て、蝶のように舞いながら、桜の蜜を啄むのです。至近距離で見れて、写真になるのです。

 これは正面から右手に位置する池上会館への道に咲いていた2本の河津桜の1本で、略満開です。未だ、小木なので花も少々少ないです。

 これも近くにあったボケです。温かみのある、真っ赤な花でした。ボケは、北海道の室蘭で住んでいる時、早々と咲く、懐かしい花でした。

 これも下に咲いていたオキザリスです。クロバーに似た葉っぱに黄色い花をつけています。クロバーより一回り大きな葉っぱを持っています。クロバーと違って、酢漿草(かたばみそう)科で分類も異なるようです。

 本日見に来た96段の階段にある河津桜が残念だったので、他のもう一本の桜を正門をバックにシャッターを切りました。満開の状態を見て頂くことが出来たと思います。空も綺麗な青でした。ここで本門寺を後にすることにしました。

 次に来たのは昨年もご紹介した、池上梅園です。高齢者は無料です。廻りの自転車置き場も略満員でした。天気が良い、連休最後の休日で、来園者も多いのでしょう。同じアングルの写真は避けました。

 入口真正面に、槇の木の大木が鎮座しています。枝ぶりも剪定も、中々宜しい。このバックに紅白の花を付けた梅が沢山見られます。この槇の木で昔を思い出しました。滋賀県に疎開して、食糧難の頃、槇の木には、赤い楕円形をした、サクランボよりやや大きな実がなるのです。糖分は左程高くないが、ネバネバしていてやや甘みがあるのです。そんなにおいしいとは言えませんでしたが、よく摘まんだものでした。

 池上梅園の来歴が書かれていました。元々は伊東深水の自宅兼アトリエであった。氏は、現代風俗を取り入れた、浮世絵師、日本画家、版画家として有名であり、娘に朝丘夢路がいる。戦後築地の料亭経営者の所有となったが、後日庭園として残すことを条件に東京都に譲渡されました。
 昭和53年、東京都から大田区に移管され、梅や庭園を楽しむ公園として整備されました。
 昭和58年には『聴雨庵』、平成元年に茶室『清月庵』、が大田区に寄付されました。
 機会があれば、茶道も手掛けてみたいと思うのですが、---。できますかね?

 今回は、昨年と反対の、アンチクロックワイズに廻りました。丁度この方向に進んだ訳です。沢山の来園者が見えます。梅以外にもたくさんの植物が有りますので、これ等も紹介して行こうと思います。

 これは、正月に鉢植えにしたものをよく見る、福寿草です。名前が示すように、お目出度たそうな花ですね。招福の花です。

 次は蕗の薹です。皆様は、何にして食べますか?直ぐ食べ物の話になって恐縮です。玉子とじですか?お浸しですか?何れも美味しい食べ方ですね。苦味が上品です。

 エビネ、カタクリ、ひかりそう等々が植えられている。沢山、エビネが見られます。群生するのでしょうか?カタクリの群生地はあっち、こっちに見られますね。ここで、かたくり等あの可憐な花をつけるのであろうか?

 柑橘類もタワワニなっている。将に池上梅園の季節です。どんな味がするのでしょうか?

 茶室 『聴雨庵』は、政治家藤山愛一郎所有の茶室、昭和55年大田区に寄付。昭和19年には東条内閣打倒密議が行われた。

 座論梅という珍しい花の名前です。由来の説明が2,3あるのですが、明確でありません。そんな変わり者にも見えません。表示も結構目立ちます。

 和室は、有料で市民に開放されています。池の向こうに入場者も見えます。池を挟んで右に紅梅、左に白梅が奇麗に咲いている。

 梅に近づく、身近な鳥としてツグミ、ヒヨドリ、メジロ、ジョウビタキがいるそうです。メジロは花形役者でしょう、ここでは。本門寺の森は、大きいので多くのバードウォッチャーが朝夕訪れます。種類も多いと思われます。

 今が盛りと咲き誇る、楚々としている白梅。近づいて、パチリと撮りました。本日の代表作です。

 次に元気な、薄ピンクの梅。上品に咲いている。バランスが取れていると思いますが,如何でしょうか?

 もう一寸時期を逸した紅梅。探すのに一苦労した。

 皆様、お楽しみ頂けたでしょうか?今後とも宜しくお願い致します。

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