大田区区民活動情報サイト オーちゃんネット大田区役所 地域力推進課 区民協働担当お知らせ【レポート】ステップアップ助成「ちょうちょとおはな」

【レポート】ステップアップ助成「ちょうちょとおはな」

公開日:2025年09月24日 最終更新日:2025年09月24日

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区民や事業者の皆様から頂いた寄付金を活用した『地域力応援基金助成事業』を実施しています。
助成事業の実施状況確認のため、団体の活動の見学に伺いました。
この助成事業をみなさまに広く知っていただくため、レポートを作成しました。
団体活動の参考として、ご活用いただけますと幸いです。

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日 時:8月13日(水)9:30~11:30
場 所:田園調布せせらぎ館 第4集会室
団体名:ちょうちょとおはな(令和7年度ステップアップ助成)
事業名:ちょうちょとおはな
内 容:夏ボランティア体験(ゆりかごのラッピング、カード作り)
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 「ちょうちょとおはな」の活動を紹介され、「死産や後期流産の早い週数で生まれた小さな赤ちゃんを抱っこするための"ゆりかご"を病院に寄贈し、赤ちゃんを亡くしたご家族やケアする医療従事者の心の安定を図る活動です。」との説明に、このような活動があるのだと大変驚きました。

 今回、"ゆりかご"作りを直に見学し、代表の方からじっくりとお話を伺う中で、当事者や体験者にしか分からない悲しみや葛藤、そしてそれを少しでも癒し、慰め、立ち直りのきっかけの手助けとなるような活動であることがわかりました。

 ただ、現状は活動の趣旨の理解や認知度も決して高くなく、対象となる病院からの理解や協力もなかなか得られていないことが実情であり、課題とのことでした。現在、"ゆりかご"を受け入れてくれている病院は7院あるようですが、残念ながら地元の大田区では賛同してくれる病院はまだ見つかっていないそうです。

 "ゆりかご"を作る、編む作業は編み物に集中する手作業なので心の安定やリラックス効果などストレスの解消や軽減につながる「ニットセラピー効果」が期待できるとのこと。これからの活動の展望、継続性のためにも編み物という特性を活かして、高齢者を含む幅広い層との更なる交流及び協働を進めてもらいたいと感じました。

レポート作成者:中平(大田区区民活動支援施設)
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