2025年度障害者理解啓発グループおおた~ツタエルチカラ~プロジェクト 映画上映会&トークイベント 「夜明け前のうた 消された沖縄の障害者」
公開日:2026年02月01日 最終更新日:2026年02月02日
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去る令和8年1月17日(土)に大田区民ホール アプリコ小ホールにて、障害者理解啓発グループおおた~ツタエルチカラ~主催のイベントが下記の通り行われました。1月の寒い一日でしたが、来場者は121名。毎年のイベントを楽しみにしているという声も多く聞かれました。
第1部では、原義和監督ドキュメンタリー映画「夜明け前のうた 消された沖縄の障害者」の上映を行いました。1900年精神病監護法に基づいて、精神障害者を小屋などに隔離する制度の「私宅監置」は本土では1950年に廃止となりましたが、沖縄では本土復帰の1972年まで続けられました。その実態に迫るドキュメンタリー映画(97分)の上映。
第2部のトークイベントでは、認定NPO法人日本障害者協議会の藤井克徳さん、映画監督の原義和さん、家族の立場から髙橋明紀代さん、当団体代表の山田悠平さんが登壇し、人権・優生思想・戦争と障がい者・沖縄・差別など歴史を含め、様々な視点で幅広く障害者を取り巻く背景について語られました。また現代にも通じることとして家族の立場から、家族が誰にも言えない、相談できない空気感がいまだに社会の中にあり、この問題の根の深さについて話されました。今後は誰でもが安心して平等に生きられる社会を目指していきたいといったお話がありました。
【支援者からのコメント】 このイベントを通して沖縄の精神障害者の過酷な状況がつい最近まで続いていたことを知り、驚きました。当時直接加担していなくても過去を知った者の責任として、二度とこのような処遇の在り方や考え方があってはならない、そういう動きには声をあげて反対しなければならないと思いました。同時にこれは今の時代に通じる問題でもあるように感じました。原発事故の問題、尊い命を国のためにささげることをよしとするような政治的風潮、貧困家庭への対応、コロナ感染症患者や後遺症への対応など、諸々の社会の課題への国の取り組み方に共通した人権を蔑ろにする対応があると感じたからです。SDGSや多様性の尊重と聞くと一見きれいな表現ですが、根っこにある差別意識が変わらないと意味がないし、そのために何が必要なのかを、想像し実行する力を私たちは鍛えなければならないと思いました。改めて当事者の想いや意見を対等に伝えあう、そういった日々のやり取りを大事にしていこうと思いました。