盛りだくさんな1日 高麗山・湘南平と旧吉田茂邸
公開日:2025年03月10日 最終更新日:2025年03月28日
2024年12月14日(土) 13名参加
高麗山・湘南平は、神奈川県・大磯の街の背後に伸びる丘陵地帯だが、「湘南アルプス」の名があるように、なかなか険しい尾根が広がる。2024年を締めくくる山行として、ここを歩き、さらにバスに乗って、大磯城山(じょうやま)公園や旧・吉田茂邸も見学する盛りだくさんな一日を過ごした。
集合は早朝6時15分と早かったが、結果的に、その分ゆっくり歩けた。大磯駅から歩き始めると、まず現れたのは旧東海道の松並木。ここには、一里塚あり、古井戸あり、大磯宿の風情。山に入れば、高麗山では一輪咲き残る吉祥草を見つけ、浅間山(せんげんやま)には蕾のふくらんだ水仙の群落があった。足早に通り過ぎたら見えない景色を発見したように思う。振り返り立ち止まって仰ぎ見た紅葉の美しさも・・・今年最後の山行は忘年山行だ。
ゆっくり行こう! 写真を撮りながらゆっくり、ゆっくり浅間山に行くと、古木に「一等三角点 建設省国土地理院」の看板がかけられ、日本初の「一等三角点」は、石の祠の柵の脇に、丁重に囲いが設置されて、鎮座していた。点名は「浅間山」とある。
丹沢・大山が大きい
15分歩くと本日の目的地、湘南平へ到着。
湘南平のピークは別名「泡垂山」(あわたらやま)と言う。本当にひろーい平坦地がいきなり現れる。雪をまとった富士山の雄姿に歓声を上げ、丹沢山地を背にした展望所で元気な顔。
お日様に照らされ温かった。展望台はサザエのイメージという。5階まであり上部は狭いが、眺めは抜群。展望広場のベンチで富士山、丹沢山地、箱根の山々、そして大海原を眺めながら、それぞれにベンチを探し、ゆったりとした時間の流れに任せてお昼休憩を取った。
展望台を見上げる
小一時間も休んで腰を上げる。下山の道がいくつもあったが、滑りそうな道は避け、景色や遺跡も二の次で安全を期す。無事に平坦地の街並みへと下りる。目を見張る瀟洒な住宅街は別荘地の趣き。大磯駅に戻り、城山公園にバスで移動。旧吉田茂邸の絨毯敷きの二階洋間から見えた富士山や、遠く伊豆大島が浮かぶ海の眺めは風光明媚のひとことだった。
バス停で解散の後は大磯の老舗、井上蒲鉾店本店へ、皆で大挙して押しかけた! ここのお土産は絶品でした。
<行程> 大磯駅7:00~8:00高来神社~9;25高麗山~10:55湘南平(昼食)12:00~13:15大磯駅=バス=13:45城山公園・旧吉田茂邸~15:20解散