R4.7.19防災まち歩き(両国)を実施しました
公開日:2022年08月24日 最終更新日:2022年11月18日
タイトル | R4.7.19防災まち歩き(両国)を実施しました |
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![]() 令和4年7月19日。会員6人が、JR両国駅近くにある災害遺構を訪ね、防災の大切さを改めて勉強しました。写真は、都立横網町公園内にある東京都慰霊堂です。関東大震災および東京大空襲の遭難者16万人を慰霊する施設です。来年は、関東大震災から100年となります。あなたも訪れてみては、いかかですか。 |
![]() 東京都慰霊堂は、建築家で東大名誉教授の伊東忠太が設計しました。外観は日本風ですが、内部の座席がキリスト教会風で、中国、インドやギリシャを思わせる構造を取り入れており、どこの国の人でも祈りをささげることができるようになっています。 |
![]() 学芸員の方に説明をしていただきました。関東大震災や東京大空襲でどんな被害があり、どのように復興したかを具体的に教えていただきました。 |
![]() 壁面には、画家の徳永柳洲とその門下生が震災後1か月間をかけて描き上げた震災の惨状を伝える絵画が展示されています。 |
![]() 関東大震災では、多くの場所から火災が発生しています。炎が竜巻のようになる火災旋風が起きたことを記す絵です。 |
![]() 設計者の伊東忠太は幼い時から妖怪が好きで、建物内に愛らしい妖怪をこっそり住まわせています。写真は、「レイレイ」という愛称の幻想の動物です。建物内のあちこちに違う妖怪もいます。探してみてはいかがでしょう。 |
![]() この建物ができたのは、約90年前です。椅子の下に、山高帽が収納できるようになっているのは、時代を感じさせます。 |
![]() JR両国駅南側にある回向院は、1657年の明暦の大火(俗称振袖火事)で犠牲になった10万人の無縁仏を供養するために建てられたお寺です。 |
![]() 境内には、安政大地震(1853年)をはじめ、数々の災害で亡くなった人たちの供養塔があります。 |
![]() 回向院境内には、鼠小僧次郎吉の墓もあります。墓標の石を削って財布に入れると金めぐりが良くなったり、持病が治るという言い伝えがあり、削り用の白い墓石があります。 |