【レポート】スタートアップ助成「tanetomi（種と実）」

区民や事業者の皆様から頂いた寄付金を活用した『地域力応援基金助成事業』を実施しています。
助成事業の実施状況確認のため、団体の活動の見学に伺いました。
この助成事業をみなさまに広く知っていただくため、レポートを作成しました。
団体活動の参考として、ご活用いただけますと幸いです。

-------------------------------------------------------------
日時：10月19日（日）
場所：蓮沼ジュニア児童公園
団体名：tanetomi（種と実）（令和７年度スタートアップ助成団体）
事業名：地域花壇から生まれた新しいまちづくり
内　容：身の周りにある自然を体感する機会や、住民間でコミュニケーションを取る機会を創出することで、区民にとって住みやすいまちをつくる。
-------------------------------------------------------------

蓮沼ジュニア児童公園で行われた、西蒲田六丁目自治会の防災訓練に伺った。消火体験や起震車体験など複数のブースが設けられており、来場者はグループに分けられ、順番に各ブースを巡る仕組みとなっていた。tanetomiは「防災備品展示ブース」を担当した。
防災備品展示ブースでは、自宅でも簡単に作れる段ボールトイレの作成方法を披露し、実際に段ボールトイレに座る体験をしてもらっていた。
また、自治会が保有している発電機の使い方を披露し、発電機につなげたサーキュレーターの風でシャボン玉を楽しめるという仕掛けのおかげで、子どもたちが飽きずに楽しんでいた。
さらに、各ブースでの体験を終えたらシールが貰えるというスタンプラリーを行うなど、工夫していた。

また、東京工科大学とも連携し、学生が本防災訓練のチラシ作成やブースの運営を担っていた。また、tanetomiとともに「今後のまちをデザインする・そのために花壇をどう活用できるか」という研究を行っていくとのことだ。

複数の団体と連携した、良い取組みであった。イベント参加以外の、自団体での主催イベント等にも期待したい。


レポート作成者：大田区地域力推進課区民協働・多文化共生担当