里山ハイク・町田市ー小野路(おのじ)
公開日:2025年06月01日 最終更新日:2025年06月18日
2025年5月3日(土) 10名参加
ハイキング日和の晴天のなか、川崎駅・南武線ホームに8名と、武蔵小杉駅で 2名が合流し、10名で小野路へ向いました。小野路宿・里山交流館にて、本日歩く散策ガイドマップを受けとり、まずは隣の小野神社で参拝後、広場で軽い体操と自己紹介(新入会員1名初参加)。
青年が働いている町田市・研修農場の横を通って、小野小町に縁のある寺 「萬松寺」へ。創建から700年近く、樹令350年のカヤの木がありました。
そこから石仏のある山道を少し行くと、「六地蔵」ではなく七体のお地蔵様が!? (六地蔵の六とは地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道の六道輪廻のことらしいです) 七体なのは、未解決です。
畑を見ながら登ると、現在三代目になる萩生田牧場があり、黒毛和牛を5~6頭見られました。
展望のある新緑の見晴らし広場からはランドマークタワーが望め、しばし休憩。
道標に沿って雑木林を進んでいると、30mくらい先で何の前ぶれもなく、突然“ドスン”と大きな音。前日の大雨で水分を含んでいる枯木の落枝でした。真下に居たら・・・と思うと恐くて、そそくさと通り抜けました。落石や落枝の避けられない恐怖を改めて思い知りました。
小野小町が目の病にかかった際に、この湧き水で目を洗ったところ病が治ったという逸話が残る「小町井戸」は、涸れることがないといわれる、きれいな水でした。
「小町井戸」は、この地が小野路(おのじ)という地名であることからの連想と推測されます。
「小野」というのは、この地の領主・小野氏からきており、小野小町は出身地不明の京都の人ですから、新幹線もなかった平安時代に、京都から町田の山奥までお忍びで来たとは考えにくい。
さらに進み、倒木をしゃがんでくぐり抜け、急坂を下ると竹林が広がっており、 奈良ばい谷戸へ出ます。若い女性が働く畑では朝採りの玉ねぎ、サヤエンドウ、春菊などが 100均で販売されていて、各々お好みを手に入れたようでした。
<行程>
小野路宿里山交流館9:53→小野神社10:07→萬松寺10:23→見晴らし広場10:48(休)10:55→小町井戸11:15→奈良ばい谷戸11:38
→炭焼き小屋 12:00(ランチタイム)12:30→浅間神社12:55→交流会館13:20