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H31.3.10非常時クッキングのワークショップを会員が企画

公開日:2019年04月08日 最終更新日:2022年11月18日

タイトル H31.3.10非常時クッキングのワークショップを会員が企画

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3月10日(日)に開催されたワークショップ、こらぼ大森主催『いざ!という時のクッキング~5つの「技」体験』で、当会会員の高梨輝美が、企画と講師を担当しました。
保存しやすく、普段の生活でも役立つ食材ばかりを使って、節水&節ガスで、クッキング。「我が家にピッタリの備蓄食材は何?」を考えるきっかけになるプログラムを考案。
26名の参加者からは「簡単でびっくり」の声や、パパ&ママ&幼児で体験したファミリーからは、「子どもの好みって難しい!」との感想もありました。(←写真は水漬けパスタ調理中)

こらぼ大森は「在宅避難」を支援する防災イベントを主催して今年で3年目。今回は「食」をテーマにしたワークショップの企画を、との依頼。

「アルファ化米&温めないで食べられるカレー」、「蒸しパン」「水漬けパスタ」「あるものでサラダ」の4品を作ったほか、「朝、大きな地震があった。ライフラインは止まったが、幸い家には住める」という想定で、朝昼晩に何を食べるか?を考えるワークも。

班ごとに違うパスタソースや缶詰を用意。調理用の水は1班500ml。食器とスプーンは牛乳パックで自作、ラップや除菌シートをうまく使って衛生管理をする、キッチンバサミで空中調理をするなど、日用品も「何を備えればいいか?」を考えるのに役立つセッティングに。

◎蒸しパン/ホットケーキミックスを使った蒸しパンは2種類。「甘酒&レーズン」入りのおやつ蒸しパンと「豆乳&ウインナー&コーン」入りのおかず蒸しパン。レシピに分量は書いたものの、計量などせず、目分量でやってみることをお勧め。

ライフラインの止まった自宅で暖かい食事を作るには、「カセットガスコンロとボンベ」の備蓄は必須!参加者全員が持っていたのは、お見事♪ 蒸しパンは、節水できるポリ袋調理で。高密度ポリエチレンに入れた材料を弱火で茹でること30分。

写真左がおかず蒸しパンで、ウインナー好きの子どもに大人気。右は、甘酒が香るおやつ蒸しパン。豆乳も甘酒も、常温保存ができるので備蓄しやすい。もちろん代わりに水を使ってもOK。その場合は、マヨネーズ大さじ1を加えると風味がアップ。

◎水漬けパスタ/その正体は、ひたひたの水に2時間以上浸けて白くふやかしたスパゲッティ。この下準備をしておくだけで、1人前(約100g)の麺が、水コップ1杯(約200cc)で茹でられるという節水調理法。しかも、茹で上がりまでは2~3分だから、節ガスも。

まるで生麺のような食感の麺に、あとはお好みのパスタソースをかけるだけ。節水&節ガスのこの調理方法をマスターすれば、スパゲッティは備蓄食料の仲間入り!また、写真の食器は牛乳パックを半分に切りラップを敷いたもの。ラップを取り替えれば洗わなくてOKで節水に。

◎あるものでサラダ/被災生活で不足するビタミンやミネラルを摂るには、レトルトパックや缶詰の食材、乾物などが強い味方。この班がくじ引きで当てたのは、ごぼうのレトルトパック。おかず蒸しパンで余ったコーンと組み合わせて、サラダに。味付けはマヨネーズ。

こちらの班は、ひじきと豆のサラダ。スプーンは、牛乳パック底の角の部分を利用して手作り。子どもが口に入れやすいようにサイズを小さく先を丸くした班もあり、創意工夫が素敵。

◎アルファ化米と温めずに美味しいカレー/大田区の避難所に備蓄されているアルファ化米も試食。初めて見る50人前のアルファ化米セットと作り方に興味津々の皆さん。この量を一度に作るには8リットルのお湯が必要。出来上がりにレトルトのカレーをかけて試食。

◎スープ/大田区の備蓄メニューに加わったスープも試食。こちらは、こらぼ大森の職員が調理。具がたっぷりで、予想を上回る美味に「非常食ってこんなに美味しいと思わなかった」の声。

【参加者の感想より】
「家族で楽しみながら、練習しておく必要があると思った」

「調理しなくても食べられるものも備蓄しようと思った」

「甘酒入りの蒸しパンが美味しかった」

「子どもの好みを知っておいた方が良いと思った」

「レトルトのパスタソースを初めて食べた。便利で美味しいので、買い置きをして日頃から食べたい」

「家族で楽しく学べた。防災クッキングは時短にも光熱費節約にもなり、普段の生活にも取り入れたい」
(30代女性)

「レーズン入り蒸しパンが美味しかった。作り方が参考になった」(70代男性)

「パスタやホットケーキミックスが簡単に調理できて、びっくり」(30代男性)

【高梨より】非常時の水対策は「備蓄する、水をもらう方法を考えておく、節水する」の3つが必要。希望者は風呂敷リュックで水を運ぶ体験もでき、充実の内容に。ワークショップ全体を通じ細やかな準備と進行をしてくださった、こらぼ大森の方々に感謝します。ご参加の皆さまもありがとうございました!

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