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そうぞく便り 家族信託のメリット・デメリット7

公開日:2023年10月18日 最終更新日:2023年10月18日
登録元:「蒲田あんしん相談室
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家族信託のデメリット(5)

❻専門家への報酬を必要経費と割り切る

 ●家族信託は最先端の仕組みであり、誰でも相談にのれる訳ではありませんので、相談料や受任に伴うコンサルティング報酬は、通常の遺言書作成や成年後見などの業務に関する報酬よりも高めです。

 ●しかし、家族信託の複雑性やリスクを考えると、素人の方が適当に作成すると何があるかわかりませんので、専門家の相談を受けることが重要です。

 ●家族信託に関する報酬が他の業務に比べ高額なのは、多方面の法的知識を要することや家族会議に何度も同席することを想定しているからでもあり、契約を締結したら終わりではなく、今後信託契約が継続する限りずっとサポートする前提であるからでもあります。

 ●家族信託では、両親の老後の財産管理やこれから先何十年にもわたる財産管理・資産承継の道筋をきちんと作れます。そして、信託の実行時にある程度まとまった費用が掛かりますが、その後はほとんど費用は掛かりません。

 ●しかし、例えば銀行では、遺言信託として遺言書保管料や遺言執行料、後見制度では、後見人への毎月の手数料等のように、開始したら亡くなるまで続く経費の支払いがあります。
 家族信託は、長期的な視点に立てば決して高額な支出とは言えません。

 ●実際、費用対効果としてみればにのくらいの先行投資で、後々の円満円滑な財産管理と資産承継が実現できるなら、むしろお手頃な必要経費だ】と思っていただける方が多いのも事実です。

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