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映画『精神0』上映会&トークイベント 精神科医・山本昌知さんと語る

公開日:2024年03月05日 最終更新日:2024年03月05日

FB_IMG_1706359254623トークイベント2024.1.27集合写真IMG_20240127精神科医3人

 2024年1月27日(土)12時から、大田区民ホール アプリコ 地下1階展示室において映画『精神0』上映会&トークイベントを行いました。

参加者は162名でした。

 第1部では『精神0』上映会を実施しました。2009年精神科医・山本昌知氏とその仲間たちの精神科診療所「こらーる」での日々の活動と実践を撮影したドキュメンタリー映画『精神』が精神障害者にスポットライトを当てた「観察映画」として話題になりました。それから時を経た2020年、ドキュメンタリー映画『精神0(せいしんぜろ)』が公開されました。カメラが捉えたのは山本医師と認知症を患った奥様の芳子さんとの穏やかな日々です。「患者さんから学ぶ」を実践・推奨し、「共に」歩みつづけた山本医師、その眼差しの先にあるものは何でしょうか。

第2部ではそういったことを、3人の精神科医の方々とお集まりいただいた方々と共に、感じ考えたいとトークイベントを企画しました。88歳になられた山本医師から若き精神科医の胡桃沢氏、星野概念氏が何を感じ、学びを深めておられるのかトークの中で確かめることが出来ました。

参加者は162名ほどでしたが、精神医療における患者との向き合い方など、山本流診療の〝凄さ”を感じるとともに会場の方々の熱気から、これからの精神医療についての期待感やそれぞれの言葉にならない思いも感じることが出来ました。このイベントの前(1月19日~21日の3日間)に2009年公開の映画『精神』のオンライン上映も行いました。既に映画をご覧になった方を除くと100名ほどの方がオンラインで映画『精神』を鑑賞しました。

これら二つの映画を観ることによって、より良い精神医療を目指すにあたってのヒントをたくさんいただきました。精神医療には構造的な問題もあることを理解した上で、私たち一人一人何ができるか、考えさせられたイベントでした。イベント後のアンケートによると参加者の多くは大変満足という結果でした。今後もこういった企画を通してより良い共生社会を目指していきたいと思いました。

 

この情報は、「障害者理解啓発グループおおた~ツタエルチカラ~」により登録されました。

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