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映画『精神0』上映会&トークイベント 精神科医・山本昌知さんと語る

公開日:2023年12月12日 最終更新日:2024年03月05日

Seishin0_sub3ご夫妻お茶

【趣旨】
2009年、精神科医・山本昌知氏とその仲間たちの精神科診療所「こらーる」での日々の活動と実践を撮影した想田和弘監督によるドキュメンタリー映画『精神』では、「見えないカーテン」の向こう側の精神障害当事者にスポットライトが当てられ、「観察映画」として話題になりました。
この映画では、それまでタブーとされてきた精神科にカメラを入れ、「心の病」と向き合う当事者らの日常をありのままに描き、被写体となった当事者の方々がモザイクなしで顔を出し、ご自身の体験を赤裸々に語っています。病気に苦しみ自殺未遂を繰り返す人もいれば、病気と付き合いながら、哲学や信仰、芸術を深めていく人もいます。涙あり、笑いあり、母がいて、子がいて、孤独と出会いがあり、そこに社会の縮図が見えます。代表である山本医師のモットーは「病気ではなく人を看る」、「本人の話に耳を傾ける」「人薬(ひとぐすり)」です。精神科病棟の鍵を取り払う運動にも取り組んできた山本医師は患者たちが地域で暮らしていける方法を模索し続けます。

それから時を経て2020年に、同監督によりドキュメンタリー映画『精神0(せいしんぜろ)』が公開されました。『精神0』は山本医師と認知症を患った奥様の芳子さんに焦点が当てられており、カメラがとらえたのは、奥様とともに穏やかな時を過ごされる先生のお姿です。長い間、精神科領域で画期的な取り組みを行ない、退職後も精神科診療所「こらーる」を開設し、「当事者主体」を貫いて患者に様々な活動の“場”を提供し、「患者さんから学ぶ」を実践・推奨し、「共に」歩み続けた山本先生。その眼差しの先にあるものは何でしょうか。
『精神0』上映後のトークイベントでは精神科医・胡桃沢伸氏と星野概念氏のお二人を交え、患者さんと歩んだ山本先生の人生から、これからの地域精神医療について語り合う、貴重な時間を皆様と共有いたします。
 尚、本イベント前に2009年に公開された『精神』もご視聴いただけますとさらに内容を深くご理解いただけると思います。お申込みいただいた方に視聴のご案内をいたします。

[第1部]映画『精神0(せいしんぜろ)』上映会(約128分)
[第2部]トークイベント
     精神科医・山本昌知さんと語る「精神科医療とこれからの地域のありかた」
[登壇者プロフィール]
▼山本昌知(やまもとまさとも)氏
1961年、岡山大学医学部卒業。精神科医として病院勤務を経て、1972年に現在の岡山精神保健福祉センターの所長として着任。患者さんが生活していくのに必要なものなら何でも作ろうとエネルギッシュに取り組む。また様々な要職に就きながら、 実践を通して「患者の自己決定を支える」「患者から学ぶ」「共に」を貫いた。同センター退職後「こらーる岡山診療所」(1997年から2016年)開設。2021年に出版の日本評論社「山本昌知の臨床作法」は多くの方々の共感を呼び、読む者に勇気を与えて続けている。
▼胡桃澤伸(くるみざわしん)氏
精神科医・劇作家。精神科医として1995年に神戸で勤務を開始。劇作家として「くるみざわしん」の筆名で2007年から作品を発表。精神病院での勤務経験を作品にした『精神病院つばき荘』は各地で上演を繰り返しており、2022年10月には岡山・倉敷で上演された(上演実行委員長は山本昌知さん)。

▼星野概念(ほしのがいねん)氏
精神科医など。精神科医として働き、執筆や音楽活動も行う。いくつかの場所での連載や寄稿のほか、著作もあり。音楽活動はさまざま。対話や養生、人がのびのびとできることについて考えています。

     ⁂ ここで掲載されている写真は映画『精神0』の場面写真より転載したものです。

概要

イベント情報名
映画『精神0』上映会&トークイベント 精神科医・山本昌知さんと語る
開催日
2024年01月27日(土)
開催時間
12時00分~16時15分(11時20分開場)
主催
障害者理解啓発グループおおた~ツタエルチカラ~
開催場所
大田区民ホール・アプリコ地下1階 展示室
郵便番号
144-0052
住所
東京都大田区蒲田
5丁目37⁻3
交通案内
電車
JR京浜東北線 東急多摩川線・池上線「蒲田駅」東口から徒歩3分
京浜急行線「京急蒲田駅」西口から徒歩7分
駐車場の有無
有り(B2F区営アロマ駐車場 15分/100円,  Tel 03⁻5703⁻2731(駐車場管理室))
問い合わせ先
障害者理解啓発グループおおた~ツタエルチカラ~事務局 担当入戸野(にっとの) ℡080-5076-3732
メール;iroenpitsu1996@sa5.gyao.ne.jp

費用

費用
負担有り(参加費 1,000円(障害者・学生は500円))

対象

対象年齢
指定なし
対象となる方
精神障害に関する福祉、医療、人権等に関心のある方
子どもの同伴
小学生可、中高生可(保護者様の責任においてお子様の安全を常にご確認ください。)

申し込み/定員

事前申し込み
必要
定員
有り(200人 申し込み先着順。空席があれば当日参加可)
申込み締め切り
2024年01月15日(月)23:59

この情報は、「障害者理解啓発グループおおた~ツタエルチカラ~」により登録されました。

活動紹介はこちら

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